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第八十二回-「孔明と仲達の直接対決!」

お互いにその実力を認め合う孔明と仲達が直接対決するのは今回が初めてです。仲達は孔明のウラを掻こうと必死に作戦を練りますが、そのたびに孔明にウラのウラを掻かれて作戦は失敗に終わります。
ある時、仲達と孔明は、二人で陣頭に立ち、どちらが軍の指揮を執るのにふさわしいか競います。仲達は「陣立て競争で戦おう」と持ちかけます。
“陣立て競争”とは、対象の掛け声一つで軍隊にある陣形をとらせたり、別の陣形に変えさせたりして、その速さと美しさを競うものです。
孔明が指揮を執り、奇妙な陣地を作り上げます。
“この陣地の名前を知っているか?”と孔明は仲達に問いかけます。
“それは八卦(はっけ)の陣だ!”と仲達は答えます。
八卦の陣とは、陣地に八つの門があるもので、八つの門の名前は、休、生、傷、杜、景、死、驚、開、といって、休、生、開、の三つの門から入れば、陣地を乱すことができるが、それ以外の五つの門から入ると、二度と出てこれない、という陣地でした。
どの門が、休、生、開、の三つの門なのかは、陣地を組んだ大将にしかわからないので、敵方がこれを破るには相当の観察力が求められるというわけです。
仲達は自信満々に、三つのもんを指し示し、あの三つの門から突撃すれば、蜀軍は壊乱するに違いないと、部下に軍を預けて突撃させます。
ところが、孔明の手にある羽扇が揺れるたびに、蜀軍の陣地は不思議な変化が起きて、突撃した魏軍は周りを囲まれてしまい、降参するしかないような状態になってしまったのでした。
孔明は捕虜を快く解き放ち、仲達にこう伝えさせます。
“このような中途半端な戦いしか知らないようでは、到底蜀軍には勝てないぞ!”
この言葉を聞いた仲達は、烈火のごとく怒り、全軍を出撃させますが、事前に孔明の指示を受けていた蜀軍の別働隊は、背後から魏軍に襲いかかり、仲達は命からがら逃げ帰るはめになったのです。
それでは今回の仲達の負け方を表す成語を一つ・・・

成語:一败涂地)
意味:再び立ち上がれない程ひどく負ける。

さて、次回は「孔明の時限爆弾」と題してお送りします。

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2009年01月24日 00:45に投稿されたエントリーのページです。

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