第一回「そもそも三国志って?」
皆さん、はじめまして、こんにちは。今週から面白三国志をお送りします。どうぞよろしくお願いします。
中国といえば三国志、三国志といえば中国、と言えるほどで、私も中国人の友人と三国志の話をすると必ず盛り上がります。しかし!日本人であまり歴史に興味がない人から言わせると「三国志」と言われても、ε-(―д―)ハァ という感じですよね?インターネットで三国志について調べても、マニアックなページばかり、初心者にはちょっと高いハードルかもしれませんね。
かくいう私は、中国語を学ぶ前から三国志のファンでしたので、中国語を学んでから「三国志」を知っいてよかったと思うことが良くあります。歇后语、成语などは三国志に由来するものがたくさんありますので、物語を知れば必ず中国語学習の役に立ちます!
というわけで、「三国志」を「面白く」「わかりやすく」「実用的に」ご紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
今日は、皆さんがきっと思うであろう「そもそも三国志って?」という質問にお答えしたいと思います。
まず「三国志」っていうのは、本当は中国の歴史書の名前なんです。扱われている期間は西暦180-280年の歴史です。日本で言うと邪馬台国とか卑弥呼とかの時代ですね。実は「三国志」に邪馬台国についての記述があるんです、さらっとですけどね。西の方では、ローマ帝国が最盛期だったころですね。キリストの死後、大体150年後というところでしょうか。
ということで「三国志」は歴史書なので、以上の時代の出来事を、同じ時代の歴史家「陳寿(ちんじゅ)」という人が西暦280-290年までに完成させた、正式な歴史の本です。
「三国志」は紀伝体つまり、時代順ではなく、国、人物ごとにまとめている様式で書かれています。「魏国志」30巻、「蜀国志」15巻、「呉国志」20巻、計65巻から成っている本です。
しかし、こんな難しそうな歴史の本を一般の人が読むはずもなく、まして私たちも読む気がしませんね~。そこで時代は進み西暦1600年代、中国は「明」の時代、日本でいうと江戸時代ですね、一般大衆向けの物語として登場したのが「三国志演義」という本です。この本は、歴史書「三国志」を元にして書かれた、物語で、大体は本当にあった話なんですが、いくらか“ありえない”物語も入っています。それで、中国人や私たち日本人が一般に言う「三国志」とは、歴史書「三国志」ではなく、物語「三国志演義」のことだったんですね~。
ちなみに、日本では「三国志」と言いますが、中国語では「三国志」(san1guo2zhi4)という言葉は、歴史書の方を指す言葉ですので、皆さん中国の友達に “「三国志」を読んだよ~”、というときは「三国演义」(san1guo2yan3yi4)と言ってくださいね。「我喜欢三国演义」この言い方が正解です。
みなさん、「そもそも三国志って?」わかっていただけましたか?(≧∇≦)ノ ハーイ♪
皆さんのご意見ご感想お待ちしています。また、皆さんのリクエストも随時受け付けますので、「もっとここが知りたい」「ここの意味がいまいちよくわからない」など、遠慮なくお知らせください。
では、次回は、物語の内容に迫っていきたいと思います。なぜ一つの国が「三国」になってしまったのでしょうか?「ことの始まりはカルト教団?」でお送りします。



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